子どもの繰り返す発熱

  • HOME > 
  • 子どもの繰り返す発熱

繰り返す発熱の症状と原因

発熱は体を守ための防御反応

子どもが発熱すると、ついつい心配になってしまうものです。

そもそも熱は体を守るための防御反応で、体の中のウイルスや細菌と闘うために、脳から「体温を上げよう」という命令が出ている状態です。体温が上がることによって体内のウイルスや細菌の活動が鈍くなり、さらに体内の免疫細胞の活動が高まってウイルスや細菌への攻撃力が増します。

そのため、熱が出たからといって、過度に心配することはありません。お子さんが元気であれば、慌てて解熱剤を使用したり、受診を焦ったりする必要はありません。

それでは、すぐに受診したほうがいい場合はどのような時でしょうか?

受診の目安

すぐに受診が必要なケースをお伝えします。

  • いつもと違ってぐったりしている、不機嫌である。
  • 水分がとれない、もしくは水分をとっても吐いてしまう。
  • 意識がはっきりしない。
  • とろとろ寝てばかりいるなど反応がいつもと違って悪い。
  • 辛そうでなかなか寝付けない。

生後4か月未満の乳児。特に生後二か月までは発熱時はすぐに受診をおすすめします。

上記のような場合は発熱が軽度でも、たとえ熱がなくともなるべく早めに受診しましょう。

発熱を繰り返すのは大丈夫?

子どもの場合、熱が下がったと思えば上がったりをくり返し、何度も熱をだすことがあります。特に、保育園や幼稚園に通い始めたばかりで、慣れない集団生活がスタートしたばかりの時期にこのような状態になりやすいです。

個人差はありますが、集団生活を始めて、2,3年は熱をだしやすいのが普通です。一通りのウイルス感染を経験し、免疫がつくと風邪もひきにくくなり、熱を出すことも減ってきます。集団保育デビューの最初の数年は親御さんもお子さんも風邪をひいてつらいことが多いですが、お子さんは必ず丈夫になります。過度に心配しすぎる必要はありません。

しかし、風邪をひきだした頃は免疫力もありませんので、中耳炎や気管支炎、肺炎などの合併症にもなりやすいともいえます。適宜小児科を受診し、しっかり治療することをおすすめします。

また、お子さんの場合、前日に発熱があっても翌朝には熱が下がってしまうことも多く、そういった場合、朝に熱が下がったと思ったのに、夕方からまた熱が上がり始めるというケースもよくあります。そのため、子どもが夜に発熱した場合は、たとえ翌朝熱がなくても、できるだけお休みさせて様子を見ましょう。熱がまた上がってくる場合は受診をご検討ください。

熱が本当に下がったのかどうか見極めるポイントは、平熱が24時間以上続いているかどうかです。24時間以上、平熱であれば登所登園や登校もまずは問題ないでしょう。

解熱剤の種類・使い方

お薬のご相談は当院へ

子どもが発熱した場合、ほとんどの原因は上気道炎や咽頭炎といったウイルス感染による風邪です。いわゆる“ただの“風邪には基本的には特効薬がありません。症状をできるだけ和らげるために対処療法のお薬をうまく使いながら、本人の免疫力で治すことが一番です。

そのため、風邪をひいていて咳や痰などがひどい場合は、咳止め薬や痰切り薬などを服用し、熱が高くてつらいときは解熱剤を使用し、しっかり睡眠や食事がとれるようにします。これの対処療法のお薬には、子どもの体力が落ちないようにサポートする役割があるのです。

解熱剤の正しい使い方

解熱剤で症状を和らげつつ、本人の免疫力で治すという考え方をもとに使用します。

子どもの場合、高熱があるとやたらと不機嫌になったり、水分や食事をとりたがらなかったり、眠りにつけなくなったりすることがよくあります。そのように、発熱によって本人に負担がかかっていると思われる場合には、解熱剤を使って少しでも熱を下げて、症状が軽くなるようにしてあげましょう。熱が下がると体が楽になり、食事や水分も取れるようになります。なるべく体力を消耗させることなく回復できるようにしてあげることが大切です。

解熱剤の種類:内服薬と坐薬

解熱剤には、内服薬と坐薬がありますが、成分や効果は一緒です。子どもが高熱でぐったりしている場合は内服薬を飲ませるのが難しいこともあるので、そういった場合は坐薬を使用するのをおすすめします。子どもの状態に合わせて、使いやすい方を選ぶようにしましょう。どんな解熱剤であれば使いやすいのか、お子さんの状況に合わせて処方いたします。医師に遠慮なくご相談ください。​

解熱剤の使い回しは避けましょう

子どもの解熱剤は、用法、用量を必ず守ることが重要です。お子さんの場合は体重あたりで処方量が決まってきます。兄弟のお薬を使ったり共有したりは避けてください。また、体重が増えてくると以前もらったお薬では作用が落ちる場合もあります。適宜お子さんに合わせたお薬を常備されることをお勧めします。

ネット予約 Web問診